アーティストの作品をもとに「ものの見方」を体験しながら授業形式で体験できる「13歳からのアート思考」
子育てからビジネスマンまで幅広く応用できて、中高での出張授業や講演会、ワークショップなど引っ張りだこです。
では、末永幸歩さんの「アート思考」はヤバい?!
子育てやビジネスに通用するとは
本の内容と合わせ、紹介していきたいと思います。
末永幸歩さんの「アート思考」がやばい!
末永幸歩さんはアートを通して、思考方法や物の見方、捉え方を教える授業を構築します。
それは今までの固定観念に問わられた美術授業とは全く違うものでした。
「13歳からのアート思考」に取り上げている芸術家
- パブロ・ピカソ 「アビニヨンの娘たち」
- アンリ・マティス「マティス夫人の肖像」
- ワシリー・カンディンスキー「コンポジションⅦ」
- マルセル・デュシャン「泉」
- ジャクソン・ポロック「ナンバー1A」
- アンディ・ウォーホル「ブリロ・ボックス」
「答えは一つじゃない」
「見方はいくつもある」
なぜ今「アート思考」なのか。
現代社会は「VUCA時代」と言われています。
- Volatility(変動性・不安定)
- Uncertainty(不確実性・不確定)
- Complexity(複雑性)
- Ambiguity(曖昧性・不明確)
予想外の変化が急速に起きていく時代の中で、正解が分からないけれど「新たな価値を見出す」
そういった時代になってきている。
美術では、現代の流れが20世紀においてすでに起きていた!と捉えてます。
19世紀にカメラが登場!
これによって、20世紀の芸術家はアートについて探求を続け個々の視点の作品を生み出した。
それが現代の感覚に通ずるので、末永さんは20世紀の芸術家の作品をもとに「ものの見方」を説いているのです。
アート思考⇒自分が感じている違和感・関心から「問いかけ」を立てる。そこから「自分なりのものの見方」で探求⇒「自分だけの答え」をつくる。
子育てにアート思考とは
子供は大人が気づかないことに目を向けたり、違った目で世界を観ています。
子供の視点に立って、子供が何に出会っているか?を想像することは「自分の当たり前」を問い直すことにもなります。
子育てにアート思考を応用⇒自分の人生を生きる子供になる。

!!!!子供が床に(畳)に落書きをした。
ここで、叱るのではなく、片付けをしながら、「ああ、こう感じたから書いたのかな?」と子供に寄り添って子供の動作を肯定していく。
「これはなあに?」でじゃなく、「伸び伸びかけたね。」「ここ大きな丸だねぇ」という声かけがいいそうです。
そうすると、子供の答えが返ってくるので肯定する。
親に余裕がないと、意外と難しい?かな💦
片付けも、「片付け一緒にしようか」と一緒に片付けをしていく。
こうして、
- 子供達が自分を肯定できている姿
- 他の人の考えを面白がっている姿
- 自分事で生きていけてる姿
を見られてくる。
複雑な世の中で自分を確立して、相手を認める。
これ大切ですねぇ。自分を肯定できていると強いですよね。
ビジネスにアート思考とは
ビジネスマンから「勇気をもらった」という声が多く、企業からも講演やワークショップのオファーも後を絶ちません。
自分で問題を見つけにいって、問題を見つけた時がチャンス!
「これで自分も成長できるぞ」とワクワクできたら仕事が面白くなる。
「挑戦」なんて余計な仕事が増える・・と思わず。
こいういう「余計な仕事」こそが生きていく上での成長を生み出す力になる。
アートの見方で疑問を持つ。感情⇔思考
これを繰り返す。正解はない。むしろ正解から外れていくことで変化が生まれる。
これからのビジネスの成長に繋がりますね。
しゅのんの総評
子育ても、ビジネスにもいろんな考え方があると思います。
皆さんの腑に落ちるタイミングは個々で違うので、「なるほど」ということがあればいいなと思います。
私は美術への見方が大きく変わりました。自分なりの感覚でいいとは言われていてもイマイチわからなくて。でもこれは授業形式の本になっていたので、楽しく読めました。
ワークショップとかまたあるといいですね。
最後まで読んでいただき、有難うございました。
